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    <title>ネット文化 on J.N.GAUL</title>
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      <title>インディーウェブ - かつてのインターネットに戻ろう</title>
      <link>https://jngaul.net/writing/2026/06/indieweb/</link>
      <pubDate>Thu, 25 Jun 2026 23:59:19 +0900</pubDate>
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      <description>&lt;figure&gt;&lt;img src=&#34;https://jngaul.net/writing/2026/06/indieweb/0.jpeg&#34; loading=&#34;lazy&#34;&gt;&#xA;&lt;/figure&gt;&#xA;&#xA;&lt;h2 id=&#34;インディーウェブ&#34;&gt;インディーウェブ&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;アメリカ国防総省の研究プロジェクトによってインターネットの原型が発明されてからいまや半世紀以上が経った｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;2020年代のインターネットは醜悪だ｡複雑な技術スタックの上に築かれた無個性なデザイン､ユーザーのアテンションを引き付けるために最適化されたアルゴリズム､スロットマシンのような数個の主要プラットフォームに集中するトラフィック､バズと広告収益のためのコンテンツ｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;この現状に対するオルタナティブの提示はいくつかある｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;a href=&#34;https://ja.wikipedia.org/wiki/Fediverse&#34;&gt;Fediverse&lt;/a&gt;はその一つだ｡&#xA;FediverseはActivityPubなどの共通したプロトコル上に構築される分散したSNSプラットフォームのネットワークで､マイクロブログのMastodon･Misskey･Bluesky､動画サイトのPeerTube､インスタ型写真共有SNSのPixelfed､Reddit型フォーラムのLemmyなど多様だ｡&#xA;このサイトでもマイクロブログとして&lt;a href=&#34;https://social.jngaul.net/@jngaul&#34;&gt;GoToSocialのインスタンス&lt;/a&gt;を運用している｡&#xA;RedditのAPI制限やDiscordの年齢確認義務化､Xでのイーロンの横暴など大手プラットフォームがユーザーの要求に背く方向へ舵をきる中､Fediverseへの移住の流れが生まれている｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;Fediverseが提示するのはWeb2.0における自主性と反中央集権だが､一方で古いシステムへの回帰を提示するものがある｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;｢Web2.0は醜悪で､Web3.0は詐欺だ｡ならばWeb1.0に戻ろう!｣&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;それがインディーウェブだ｡&#xA;インディーウェブという概念は､2011年に&lt;a href=&#34;https://indieweb.org/IndieWebCamps&#34;&gt;IndieWebCamp&lt;/a&gt;というカンファレンスで提唱された｡&#xA;その詳しい主張は&lt;a href=&#34;https://indieweb.org/principles-ja&#34;&gt;IndieWebCampのサイト&lt;/a&gt;などを参照してほしいが､&#xA;簡潔にいえば､｢自分で作り､自分で所有し､自分で公開するWeb｣だ｡&#xA;2000年代のように自分で作ったサイトを自分のドメインで公開することが､現在のプラットフォーム中心の醜悪なインターネットへの対抗になるのだ｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;neocities&#34;&gt;NeoCities&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;昔のインターネット文化を象徴するものとしてよくGeoCitiesの名前が上がる｡&#xA;1994年に開設され､2009年に閉鎖された無料のWebホスティングサービスだ｡日本版だけは2019年まで続いた｡&#xA;&lt;strong&gt;手打ちされたHTMLと創意的なCSSによる装飾､自己満足的で個性のあるコンテンツ&lt;/strong&gt;｡&lt;a href=&#34;https://geocities.restorativland.org/&#34;&gt;アーカイブサイト&lt;/a&gt;を眺めるのは楽しい｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;GeoCitiesやそれに類するサービスやサイト群の喪失は､インターネットの風景を大きく変えただろう｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;NeoCitiesはその名前が表す通り､GeoCitiesのようなかつてのインターネットの体験を復活させるために､Kyle Drake氏により2013年にサービスを開始した｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;独自ドメインを使うには月5ドルの有料プランが必要だが､&amp;quot;.neocities.org&amp;quot;のサブドメインに静的なWebサイトを1GBまで無料でホストでき､バックエンドの&lt;a href=&#34;https://github.com/neocities/neocities&#34;&gt;ソースコード&lt;/a&gt;もオープンソースとして公開されている｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;開設に際して投稿された&lt;a href=&#34;https://blog.neocities.org/blog/2013/05/28/making-the-web-fun-again&#34;&gt;『Making the Web Fun Again』&lt;/a&gt;はインディーウェブ精神のマニフェストにふさわしいだろう｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;Yahoo!がGeoCitiesを閉鎖した時、彼らが消したのは単なる大量の「踊る赤ちゃんGIF」や「Limp BizkitのMIDIファイル」だけではありません。&#xA;彼らは、人々（ウェブ初心者も古参ユーザーも）が簡単にウェブサイトを作り、自分自身のコンテンツとその見せ方を完全にコントロールできる場所を消したのです。&#xA;確かに、昔のサイトの中には「すごい出来」とは言えないものもありました。&#xA;でも、それらは楽しくて、奇妙で、面白いものでした。&#xA;昔は「ウェブをサーフィンする」と言っていましたが、それは本当にぴったりの表現でした。&#xA;未知の世界を探索するような冒険感があったのです。&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;(中略)&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;NeoCitiesで私が目指していることは、GeoCitiesのパロディサイトを作ることではありません。&#xA;もちろん、そういう使い方をする人がいても構いません。&#xA;このプロジェクトの目的は、懐古趣味ではありません。&#xA;目的は、私たちが再び創造できるためのプラットフォームを作り直すことです。&#xA;自分の好きなようにできるサイトを持つこと。&#xA;これは単なるノスタルジーではありません。&#xA;本当に私たちは、オンライン上で自由に創造し、豊かに自己表現するための場所を失ってしまったのです。&#xA;そして私は、それを取り戻したいのです。&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;開設から13年たった現在､NeoCitiesには160万を超えるサイトがホストされている｡&lt;a href=&#34;https://neocities.org/browse&#34;&gt;サイト一覧&lt;/a&gt;から探索してみると様々な個性的なサイトに出会えるだろう｡&#xA;そこにあるのは､巨大なJavaScriptフレームワークやモバイル対応のための無個性なデザインとは無縁で､創作精神溢れる90/00年代のようなインターネットだ｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h2 id=&#34;インディーウェブにおけるコミュニティ&#34;&gt;インディーウェブにおけるコミュニティ&lt;/h2&gt;&#xA;&lt;p&gt;Web1.0な個人サイトは､孤島のようにただ散在しているわけではない｡リンク集を通じてサイトごとにつながりがあり､ゲストブック(個人サイトなどに設置される一行掲示板)を通した交流もある｡チャット的なコミュニケーションにはIRCやXMPP､Matrixのようなオープンなプロトコルがよく使われる｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;webring&#34;&gt;Webring&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;Webringは個人サイト同士が輪のように相互リンクで繋がる仕組みだ｡&#xA;サイトの訪問者はサイトからサイトへリンクを辿って渡り歩く｡&#xA;検索エンジン以前のインターネットの探索方法だ｡&#xA;Google検索の一覧性はインターネットから冒険性を奪い､代わりにSEO最適化した広告収益のための瓦礫の山を与えた｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;好きなWebringを一つ挙げる｡&lt;a href=&#34;https://lainchan.org/&#34;&gt;Lainchan&lt;/a&gt;の/Ω/(テクノロジー板)の&lt;a href=&#34;https://lainchan.org/%CE%A9/res/76893.html&#34;&gt;｢Let&amp;rsquo;s Create a Webring!｣スレ&lt;/a&gt;から生まれた&lt;strong&gt;Lainchan Webring&lt;/strong&gt;だ｡&#xA;スレにリンクとバナーを貼り､Webringに参加している各サイトが貼られたサイトをリンク集に付け加えていく｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;p&gt;ちなみにLainchanはアニメ『Serial Experiments Lain』をモチーフにした4chan型掲示板でテクノロジーから文化､ドラッグまでサイバーパンクな話題を取り扱っている｡&#xA;過疎っているが良質な掲示板だ｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;h3 id=&#34;tilde&#34;&gt;Tilde&lt;/h3&gt;&#xA;&lt;p&gt;インディーウェブにおけるコミュニティの形態に､｢Tilde｣というものもある｡&#xA;2014年に&lt;a href=&#34;https://medium.com/message/tilde-club-i-had-a-couple-drinks-and-woke-up-with-1-000-nerds-a8904f0a2ebf&#34;&gt;Paul Ford氏&lt;/a&gt;が&lt;a href=&#34;https://tilde.club/&#34;&gt;tilde.club&lt;/a&gt;を立ち上げたことで始まった｡&lt;/p&gt;&#xA;&lt;blockquote&gt;&#xA;&lt;p&gt;1990年代の古き良きインターネット時代、私のような（当時はまだ若かった）オタクだったら、CyberFox.netとかいうサーバーでアカウントを取って、自分のWebアドレスは &lt;a href=&#34;http://CyberFox.net/~vixen&#34;&gt;http://CyberFox.net/~vixen&lt;/a&gt; になった（あなたは「vixen」というわけだ）。そしてそのアドレスにWebページを置くことができた。&#xA;初期のパーソナルWebはこうした小さな「チルダサイト」を中心に発展した。ブログの前身だ。「~」はTwitterの「@」に少し似ている——「ここに一人の人間がいますよ」と示すショートカットだ。&lt;/p&gt;</description>
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